2軒目の「池内うどん」を食べ終え、3軒目のお店へ向かう。
2軒食べ終えたところで、みな一定程度の満腹感を感じているようである。
しかし、これは事前に想定済み。
ある程度満腹感があっても美味しく食べられるメニューあるお店を次の訪問店としてチョイスしてあるのだ。
そのお店は、丸亀市土器町にある「山とも」さん。
「山とも」は、笑っていいとものタモさんが「ブラタモリ」という人気番組の香川編で訪問したお店として有名。
店主は、まんのう町の有名うどん店「山内うどん」で修行した経験を持つ、いわゆる宮武系のうどん店である。
上記の説明、うどんに詳しくない人には意味がわからないと思う 笑。
宮武系うどんというのは、今は閉店した「宮武」といううどん店の大将とその親戚やのれん分けをした大将が打つうどんのことだ。
強いていうとラーメンの二郎系みたいなものか??(たぶんちょっとちがう)
「山とも」の大将は、宮武系の有名店である「山内うどん」で修行をした経験があるので宮武系、ということになるのだ。
宮武系うどんの大きな特徴の1つは、「ひや」と「あつ」の組み合わせでメニューが構成されていること。
ラーメン二郎の無料トッピングコールのようなものだ(野菜マシマシとか)。
「ひや」と「あつ」は、麺とダシの温度の組み合わせで以下のとおりとなる。
「あつ」「あつ」は、麺もダシも温かいうどん。
「ひや」「あつ」は、麺が冷たくて、ダシが温かいうどん。
「ひや」「ひや」は、麺もダシも温かいうどん。
理論上は、「あつ」「ひや」(麺が温かくて、ダシが冷たい)もあるはずだが、あまり見たことがない(あることはある)。
おそらくそんなにおいしくないからだと思われる。
と、「ひや」と「あつ」について、同行するチームメイトに熱く説明していたが、あまり興味がなさそうであった・・笑
ちなみに、はじめてのお店に入った時、メニューに「あつ」「ひや」とか書いてあったら、宮武系の店だと思って間違いないので、「宮武系か・・・」などと独り言をつぶやくとうどん通だと思われることうけあいである。
「山とも」さんの入り口には顔出しパネルがある。
うどんを打つ職人の顔部分が顔出しになっている。
観光客気分でみんなやるかと思ったら意外とくいつかない・・・
しかし、キャプテンがしぶしぶとやってくれた 笑
中にはいると行列はなし。
私が先頭に立ち、これ見よがしに「ひやひや」小を注文。
みなそれにならう。
店内はやや狭め。
テーブルについてさっそく食べる。
このお店の麺は細い。
そして、麺の食感が独特。
いわゆる固いコシではなく、柔らかく伸びるタイプのコシ。
くにゅっとした食感が楽しい。
当然麺自体のうまみもしっかりとある。
ダシの美味しさも相当なもの。
ひやひやなので、冷たいダシ。ごくごくと飲み干せる。
3件目にこのお店にしたのは、冷たいダシだとお腹が一杯でもすっと入っていくため。
飲み物感覚で食べられるのがいいのだ。
私の読みのとおり、皆苦しげな表情は一切なくペロリと完食している様子。
順番に入店したものの、メンバーのうち後ろの数名の分の茹で置き麺が切れてしまった。
そのため、しばしうどんの茹で待ち。
通常茹でたて、シメたての麺は美味しさがワンランクアップするので、時間がかかることを除けば美味しい麺が食べられるのでこれはラッキーなことだ。
しかしあとから感想を聞いたところ、茹でたてであるが故に麺がしっかりと冷え切らずぬるくなっており、好みに合わなかったとのこと。
こればっかりは、個人の好みとお店のタイミングもあるのでしょうがない。
茹でたて、シメたてが必ずしもいいとは限らないのがまたうどんの奥深いところである。
食後はお店の隣にあったレディ薬局で缶コーヒーなどをかってブレイクタイム。
3軒食べたにもかかわらず、サラダチキンを買おうとしているツワモノもいた。
筋肉好きなため、タンパク質をみるとついつい摂取したくなってしまうらしい。
冷かけの爽やかさで心機一転。
次はがっつりと肉系のメニューを食べるために善通寺にあるビニールハウスの店へ向かう。
つづく・・・・
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