谷川製麺所
インスタグラムを眺めていると、あの「谷川製麺所」で筍の入ったうどんを食べている写真が目に入った。
谷川製麺所は、基本のダシがしっぽくで、寸胴の底にたまった具を自分でお玉ですくい取って食べるうどんで有名だ。
冬場には、店主が山でとったイノシシの肉が入るなど、その具材は季節によって変わる。
ちょうど筍の季節なので、いまは筍がはいっているらしい。
どうしても筍入りのしっぽくうどんが食べたくなり、行くことにした。
いつものとおり、高松市中心部から南に向かい西植田を目指す。
南に向かう道を左に曲がって暫く進むと、谷川製麺所のトレードマークである水色の屋根が見えてくる。
お店の前にバイクをとめて店内に入る。
最初は遠慮して裏の駐車場に止めていたが、最近は面倒になりお店の前に止めている。
のどかな場所なので全く問題ない。
うどんの小250円を注文。
このお店は基本的に小か大しかない。
茹で上がり後水でしめられた麺を受け取り、後はセルフで仕上げて食べるのだ。
さっそく寸胴にお玉をいれて、筍を狙う。
しかし、訪問した時間が午後1時過ぎだったため、あんまり具がない!
しかも薄く切られた筍はひらひらと汁のなかを漂い、すくうのがとっても難しい。
一発勝負でそっとすくい上げるのがコツなのだが、あせってうまくいかない・・・
幸い後ろに並ぶ人がいなかったので、落ち着きをとりもどし、なんとか筍をゲットできた。
しかし、具自体が少なくなっていたのでちょっと物足りない・・・
気持ちを切り替えいただく。
サクサクとした筍は、野菜のうまみが染み出したダシとからまりとっても美味。
春の訪れを感じる味。
麺は、ぷるっとしてさらっと食べられる美味しさ。
すぐに完食して替え玉。
このお店では、替え玉が100円でできる。
ただし、替え玉ではしっぽくダシを入れることができず、卓上のポッドにある冷たいダシかしょうゆで食べることになる。
このことからわかるように、しっぽくダシを入れるのは常に一発勝負なのである。
それゆえいつも焦って失敗しがち 笑
最初は少しだけしょうゆうどんで食べてみる。
ぷるっとした麺が美味しい。
残りの麺は冷かけダシをかけて食べる。
実は谷川製麺所で楽しみなのがこの冷かけダシ。
一見すると、麦茶かとおもわれる容器にはいったダシは、ワイルドな魚介のうまみにあふれており絶品。
荒削りな印象を受けるがそれがなんとも美味しいのだ。
途中で角切りにしたオリジナルしょうがを投入して味を変える。
美味しかったー。
食べてる途中、店内にツバメが飛んでくる。
見ていると店内の壁数カ所に巣ができている。
これも春ならでは。
これほど季節の移ろいを感じさせるうどん店は他にあるだろうか(いやない)。
季節が変わるごとに来てみたいと思うお店であった。
ごちそうさまでした!
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