うどん喫茶スタート
「コーヒーうどん」なるちょっと奇抜なメニューを出すうどん店があります。
場所は、綾歌郡綾川町。イオンモール綾川から32号線を少し進み、道を曲がったところにあります。
そのお店はうどん店ではなく「喫茶店」。
だからこそ「コーヒー」うどんなのです。
存在は知っていましたが、ちょっと色物っぽくてなかなか重い腰があがりませんでした 笑
お店は、いかにも昭和からある喫茶店という感じ。
建物は西洋風で、ファミレスのようなボックス席とテーブル席、そしてカウンターがあります。
喫茶店なのでもちろん飲み物中心の喫茶メニューもありますが、お食事メニューも豊富に揃っています。
定食もいろいろと充実しています。
が、ここはやはり
「コーヒーうどん 600円」
をオーダー。
メニューの写真を見ると、コーヒーカップとやや黒いざるうどんようのものが写っています。
まさか、コーヒーにうどんをつけて食べるのか??と思い、従業員さんに聞いてみました。
すると、コーヒーカップには、ツケダシがはいっているとのこと、コーヒーは麺に練り込まれているということでした。
さ、さすがにそうですよね・・コーヒーにつけて食べるのもちょっと面白そうかなとは思いましたが 笑
「これから麺を茹でるのでお時間をいただきます」との一言があり、完成を待ちます。
店員さんの一言があったとおり、約15分ほど待ちました。
時間に余裕がない人は避けたほうがいいメニューかもしれません。
うどん到着。
ザルに盛られたうどん、真っ黒な液体の入ったコーヒーカップ、サラダがお盆にのせられています。
まずは麺だけ。
茹でたて締めたてのようでみずみずしくプルプルしています。
よく見ると麺に黒い粒が入っているのがわかります、まるでそばみたい。
おそらくこれはコーヒーの粉なのでしょう。
麺だけを口にいれます。
麺肌はぷりぷり。
やや細め、噛むと伸びを感じます、これは伸びる系のコシ。
噛み切ると粉のいい香り、そして麺の旨味がにじみ出てきます。
そして喉をとおる最後の方にコーヒーの香り。
コーヒーの粉をかいだときのような、少し苦味のあるような香りがします。
なるほど確かにコーヒーうどんです。
コーヒーの香り以前の問題として、麺がうどんの麺としてかなりレベルが高いです。
喫茶店とは思えない、うどん店の出す美味しい麺です。
奇抜なメニューにありがちな、表面だけ取り繕ったようなチープさがありません。
普通にざるうどんとして美味しい麺です。
コーヒーの香りもおもったよりもさり気なくて麺の味を邪魔していません。
ダシの味を確かめます。
ダシはコーヒーカップに入っています。
濃いめ真っ黒なダシなので、見た目はコーヒーそのもの。
味は、かなり濃い目。
イメージ的には濃縮タイプの市販ダシのような印象です。
それにしても、コーヒーカップに入っているダシをちょっと飲んでいると、感覚的にコーヒーを飲んでいる気分になります。
味は確かにツケダシなのですが、脳が「これはコーヒーだ」と認識しており、なんだか味がストレートに感じられません 笑
脳が混乱しているのでしょう。
麺をダシにつけて食べると、さらに麺の味が引き立ちます。
ツケダシに入れるとコーヒーの味はあまり感じられませんね。
普通においしいざるうどんを食べている感じです。
付け合せにサラダがあるのは、うれしいところ。
玉ねぎのピクルスのようなものが上にのっけてあり、味のアクセントになっていい感じです。
ということで完食。
コーヒーうどんということで、一見奇抜なメニューでしたが、麺がしっかりと美味しかったので満足できました。
面白いメニューではありますが、味的にコーヒーを麺に練り込むことの必要性はあまり感じられなかったというのが正直なところです。
コーヒーが入ることで味が落ちるということはないのですが、逆にすごく美味しくなるというわけでもないのが残念なところ。
練り物麺で有名な、わかめうどん大島家の麺は、素材を練り込むことで風味や旨味がアップしているので意味があるのですが、コーヒーにそれを感じませんでした。
とはいえ、喫茶店らしいオリジナリティを出したアイデアや、うどんそのものの美味しさは素晴らしいですね。
メニューが豊富なので、飽きることもなさそう。
地元の人に広く受け入れられている素晴らしいお店だと思います。
なお、ネットの情報によると割り箸袋に占いが書いてあるそうです。
気づくのが遅かった―知らずに捨ててしまいました・・次は気をつけよう。
ごちそうさまでした!!
個人的評価(5点満点)
メン 3
ダシ 2
オプション ー
ロケーション3
サービス 3
コスパ 3
総合おすすめ度 3
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