松下製麺所
高松市の市街地、栗林公園北口近くの住宅街にある製麺所タイプのうどん屋さん。
このお店に来る前に既にうどん屋さんでうどんを食べていたのだが、口直しとして食べに来た。
思ったようなうどんが食べられなかったときには、また別の安定してうまいうどん屋で口直しをするというのが香川県のうどんくいスタイルなのだ(知らんけど)。
このお店では、うどんの他に中華麺もある。
また、そばがある季節だったのでそばも食べることができる。
うどん、そば、中華麺、その三択で悩む。
腹の具合からすると、さすがに全ての麺、合計3玉は食べられない
悩んだ挙げ句、そばと中華麺を食べることにする。うどんは食べないのか!というツッコミはなしだ。
このお店の注文スタイルは、奥にいるおばちゃん(大将のときもある)に食べる麺の種類とタマ数をまず告げる。
コロッケや天ぷらなども食べたいときは、同じく先におばちゃんにいう。
例えば「そばと中華麺、あとコロッケ1つ」と頼むのだ。
おばちゃんが、丼にそばと中華麺を1玉づつ入れてくれる。
それを受け取ってお会計。
そばと中華麺で300円、そしてコロッケ100円の合計400円を支払う。
ちなみに、このお店では通になると「イチイチ」という頼み方もできるらしい。
うどん1玉と中華麺1玉、という意味だ。
早く「イチイチ」と注文できるようになりたいものだ。
麺の入った丼を受け取ったら、仕上げは自分でする。
熱いかけダシで食べたいなら、麺を自分でテボに入れてあたため、そこに熱いダシを注ぐ。
天ぷら類を取る、このときくれぐれも申告していない天ぷら類をとってはいけない。
法的にいうとそれは窃盗罪になる。
10年以下の懲役又は50万円以下の罰金だ。
せいぜい150円程度の天ぷらを盗むのにはリスクが大きすぎる。
ここの名物の1つは、サラサラとした天かす。
粉雪のように白いサラサラの天かすは、ダシによく馴染んで最高においしい。
おばちゃんから丼を受け取ったとき、つめたいダシのはいった寸胴に気がついた。
このお店、温かいかけダシしかないと思っていたが、冷たいダシもあるようだ。
念のために、これが冷たいダシかどうかをおばちゃんに聞いてみる。
セルフのうどん店にある茶色い液体は、麦茶かダシのどちらかである。
確認してから口にいれないと、非常に危険だ。
麦茶かと思ってコップになみなみと注いだ液体を飲んだら冷たいダシで絶句した、ということはよくあるのだ。
おばちゃんの答えは、ぶっかけダシとのことだったので、安心して丼にいれる。
ねぎと天かすも入れる。
コロッケも注文していたので投入。
このお店で初めて食べる、つめたいぶっかけ。
中華麺は、もちもち。
中華麺らしい超細麺なのだが、このもちっと感はすごい。
旨味もしっかりとある。
そばは、そば粉率がかなり低めの香川スタイル。
最初はびっくりしたが、慣れてくるとこれが美味しい。
サクサクと気持ちのいい食感。
ダシはわりと甘め。
しかし不思議と麺にあっている。麺の旨味を引き立てる甘みだ。
食べていると近くの高校?の生徒が10人位で店に来た。
丸坊主だったので野球部か。
狭い店なのだが、立ち食いもできるので意外とキャパは広い。
「めっちゃうまい」「こんなうまいのはじめて」と感動しながら食べていた、実にほほえましい。
自分が高校生のときは部活帰りにコンビニでパンを齧っていた。
部活帰りにこんなに安くておいしいうどんが食べられる香川の高校生が羨ましい。
うどんは食べていないけど期待通りの美味しい味でした。
ごちそうさまでした。
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