さぬきうどんツアーもとうとう最後のお店。
食べ歩き開始当初は活気のあった車内も、皆うどん食べ疲れでやや重い空気に 笑。
最後のお店は、とっておきの店にしようとしていたものの、皆の胃袋の疲れ具合から急遽変更。
せっかくの食べ歩きツアーなのにチェーン店はいかがなものか、という批判もありうる。
しかし、それでも私がこのお店を最後に訪問するお店としてチョイスしたのには理由がある。
理由1 チェーンでも美味しい店に行くことで香川県のうどんのレベルの高さを実感してもらう
チェーン店、というと、「便利」「安定の味」というイメージはあるが、味がものすごく美味しい、というイメージは通常ない。
しかし、こがね製麺所はチェーン店であるにもかかわらず、そこらの凡庸なうどん店よりはるかに美味しいうどんをだすのだ。
これは、香川県のうどんのレベルが高いことを示している。
香川県のさぬきうどんはとても美味しいため、美味しくないうどんを出す店は、すぐに潰れてしまう。
それはチェーン店でも同じである。「便利さ」や「味の安定感」だけでは、うどんそのものの味のレベルが高い香川県では勝負にならないのである。
こがね製麺所は、そんな香川県でもきちんとおいしいうどんを出しているからこそ生き残り、むしろ拡大しているのだ。
結果、こがね製麺所で美味しいうどんを食べることで、香川県のうどんレベルの高さを実感することができるのだ。
理由2 ひやかけが美味い
6軒目ともなるとお腹は一杯。
それでも食べるとなるとメニューを選ぶ必要がある。
やはりお腹が一杯でもおいしく食べられるメニューの筆頭は、冷かけだろう。
冷かけは、冷たい麺に冷たいダシを入れたもの。
グイグイと飲めるダシがあることで、抵抗なく麺がお腹に入っていく。
冷かけが美味しいお店は他にもそれなりにあるのだが、私の脳内うどんデータベースによると、GW真っ只中のその日、そのタイミングで行けるお店は残念ながらなかった。
唯一美味しい冷かけが食べられるお店として自信をもって紹介できる店が、こがね製麺所だったのだ。
こがね製麺所の冷かけは美味い。
特にダシの旨さは秀逸で、この店のレベルに及ばないダシのお店はたくさんある。
そしてチェーンであるが故、どの店舗で食べても一定の味が保障されているのが優れたところ。
勅使店は行ったことのないお店ではあったが、チェーンならではの信頼感があった。
ここに来て最後のお店ということもあり、5件目を見合わせたメンバーも復活。
冷かけをオススメした。
なかにはぶっかけも頼むメンバーも。それも当然美味しいだろう。
こがね製麺所は無料トッピングに、ねぎ、天かすだけでなく、ワカメがある。
かけうどんを無料でワカメうどんにグレードアップできるという意味でとても価値があるが注意が必要。
というのも、ワカメは腹の中で膨らむのだ。
食べ歩きツアー中に調子にのって取りすぎると後々後悔するので注意されたい。
6軒目とは思えないスピードで皆完食した。
とくに復帰したラインマン2名は、ひやかけの美味しさを堪能してくれたようだ。
メンバーのひとりは、今日食べたうどんの玉数を切りよく10玉にするため、2玉注文していた。
うどんに対する強い愛情を感じ、うれしくなった 笑。
さぬきうどんの、美味しさを骨の髄まで味わってもらうことができ、食べ歩きツアーは終了となった。
それにしても、よくうどんを食べた。
私は合計7玉だ。今になって思うともっと行けたのでは、と思うものの食べ終わった直後は身体中にうどんの白い麺がつまっているような感覚だった 笑。
その日の夜は、皆で飲みにいったのだが、居酒屋のコースメニューの料理が全然お腹に入らなかった。
前菜の刺し身が、コース中盤まで残ってしまい、お店の人に「早めに食べてくれ」と促されるほどであった。
ともあれ、これで無事にうどん食べ歩きツアーが終了。
終わってみるととても楽しい体験だった。
一人で食べ歩くより、やっぱり知人友人とワイワイ食べ歩くほうが楽しいものだ。
チームメンバーたちは、「しばらくうどんは食べたくない・・」というような顔をしていたが、まだまだ連れていきたいお店はたくさんあるので、是非ともまたやりたい。
ということで、ごちそうさまでした!
#うどん
#さぬきうどん
#うどん県
#香川県
#麺スタグラム
#香川
#こがね製麺所
#うどん食べ歩き