香川のうどんめぐりを開始した当初とても気になったのが、多くのお店で看板や屋根の上などに回転灯があるということ。
回転灯というのは、内部が回りながら光っている黄色いランプのことだ。
パイロットランプともいうらしいが、正式名称はわからない。
覆面パトカーのランプの黄色いバージョンと言えばイメージしやすいかと思う。
看板に設置されているタイプ、独立しているタイプ、壁面に設置されているタイプなどいろいろある。
いまではすっかり慣れたが、うどん巡りを初めた当初はなぜランプがあるのかわからなかった。
住んでいた埼玉では見たことがないし、関東でも他の地域で見たことがない。
この回転灯、どんな役割があるのかというと、極めて単純でお店が開店(営業)していたら回りながら光り、閉店していたら点灯も回転もしていないのだ。
何が便利かと言うと、遠くからでもお店がやっているのかいないのかが確認できること。
お店のドアに貼ってある「本日休業」という張り紙を見なくても、車からそのランプを見るだけで、お店の営業状態がわかるのだ。
まあ、便利といえば便利だが、どちらにせよランプが見える位置までは既に近づいているので、「お店休業による無駄足が回避できた」というほどの効果はない。
また、休業だと他の車が止まっていなかったり、店内が暗かったりするので、なんとなく少し遠くからでもわかるものだ。
そう考えるとその存在意義はかなり微妙。
香川では、うどん屋だけでなく、喫茶店や中華料理屋など飲食店全般でこの回転灯が設置されていることが多い。
少しネット検索してみると、どうやら香川だけでなく四国では広く使われているようだ。
四国独自の文化といえるのかもしれない。
しかし、不思議なもので、当初は違和感を感じていたが、慣れてくるとこの回転灯に親近感を感じるようになってくる。
お店に近づいて回転灯が元気に回っていると、「おっやってるやってる!」というちょっとワクワクした気分になるのだ。
うどんを食べたり飲食をしようとする人を元気づけて食欲を増進させる効果があるのかもしれない 笑
そんな香川うどん屋の回転灯がちょっと気になる今日このごろです。
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