びんび家
ほぼ2週間に1度ほど、高松から徳島へ行く。
趣味のアメリカンフットボールの練習をするためだ。
その道中の道で、いつも大行列を作っている海鮮定食屋さんがある。
11号線沿いのお店で、お店の目の前には海が開けている。
それが「びんび家」である。
びんびとは、徳島の言葉で「ぴんぴん跳ねる新鮮な魚」ということらしい。
いつも行列があるし、いろいろと美味しいという評判も聴いていたのでいきたいと思っていたが、なかなか機会がなかった。
今回ひょんなことからアメフトの練習が早く終わったので行ってみた。
訪問したのは、連休ではない普通の土日の午前10時半ころ。
行列はなし!すぐに入店できた。
お店の入口横にはイケスがあり、なかにはまるまると太ったハマチが泳いでいる。
ハマチの刺し身が有名なので、こいつが刺し身になるのだろう。よだれがでてくる 笑
店内は広め、テーブルはかなり多い15くらいかな?
お店の手前と奥に座敷もある。
お店手前の座敷からは、お店のすぐ目の前に広がる海を眺めることができる。
天気がよかったので真っ青な海が気持ちいい。
お座敷で海を見ながら食べられたら幸せだろう。
席を案内され着席。
メニューは、大きな看板が厨房の上らへんにあるのでこれを見ながら選ぶ。
人気だという、「おまかせ定食」2000円を注文。
その際「刺し身はハマチとタイから選べます」との案内がある。
当然名物というハマチにする。
運ばれてきたヤカンからセルフでお茶を注いで飲みながら待つ。
とお茶を口に運びかけたくらいですぐに刺し身が到着、はやっ!
そして、刺し身だけではなく、天ぷら、貝、お新香、ごはん、味噌汁、とどんどん運ばれてくる。
人気のお店だけに客さばきもかなりこなれた様子。
このオペレーションのよさからすると、行列していてもそんなに待たないのかもしれない。
まずは刺し身。
見るからにものすごく分厚い。
そして角がピシッと立っている。
エッジが切れそうなほど、新鮮であることの証拠だ。
食べるとすごい歯ごたえ。
ブリブリ、ゴリゴリといった感じ。
新鮮で臭みはなく、うまみが口いっぱいに広がる。
幸せだ。
すかさずご飯を食べたくなる。
この刺し身でお酒が飲めたら幸せだ〜
となりで瓶ビールを飲んでいる人がうらやましい 笑
量も多い。
1人前でも、十分。むしろ女性や少食な人は食べきれないかも。
二人以上でくれば、タイとハマチを両方頼んでシェアできるのでいいだろう。
刺し身の付け合せのワカメ、これがまた美味い!
コリコリ、ザクザクの食感、さすが本場の鳴門ワカメ。
コメがどんどん進む。
ワカメの味噌汁。
これもこのお店の名物。
お汁を飲むと魚のアラからでる旨みがじわっと口にひろがる。
そしてコリコリ食感のワカメ。
味噌汁だけで、軽くご飯一杯は食べられそう。
そして天ぷら。
エビの天ぷらに、イカ、野菜。
エビは尻尾まで身がしっかり入ってホクホク。
イカもやわらかく大満足。
揚げたてはやっぱりうまい。
1品料理は日によって変わるみたいだが、今回はサザエとトコブシの煮たやつ。
よくある甘い煮付けではなく、素材の味を活かしたあっさり味。砂糖は入っていないのだろう。
これがまた美味しい。
サザエの身の歯ごたえと肝のコク、そして磯の香り。
トコブシも身がとっても柔らかく、噛むほどに貝のうまみが口から溢れ出す。
またしてもこれをつまみに酒が飲みたい。
大満足で完食。
それにしてもうまかった。
これで2000円は安い、コスパが高い!
食べる前は、一食2000円は贅沢だな、と思っていた。
普段一食200円とか300円とかのさぬきうどんばかり食べているからなおさらだ 笑。
しかし食べてみると、全然高くないことがわかる。
このクオリティとボリュームで2000円はありえない。
都内で食べたら4000円近くするかもしれない。
他にも食べてみたい料理がたくさんある。
焼き魚定食は、ハマチのかまの塩焼きだろう、美味しそうなかまの塩焼きがたくさん並んでいた。
海の幸カレーも、でっかいエビフライがのっていて美味しそうだった・・。
私のような海鮮好きにはたまらないお店。
またチャンスを伺って訪問しよう!
次は焼き魚かな。